第11話 魔法❓

 その夜、二人は結ばれた。




 そのあと、僕は風呂へ入った。




 七瀬はおもむろにスマホを手に取り、馬場アキラへと連絡を取った。



『よォ~、もしもし、オレオレ』

 スピーカーからアキラの声が流れた。


「相変わらずね。アキラ✨😌✨」


『どうだった。ルーとは❓』

「最高よ。もちろん」



『ケッケケ、マジかよ。ッで、ルーは❓』


「今、風呂に入ってるわ。これでアキラからの借金はチャラね」



『ああ、俺もさんざんルーには面倒かけてるし、少しは恩返ししねェとな』



「でも、あの【ラブトリガー】マジで効いたんだけど。妙な薬、混ぜてないでしょうね」



『混ぜてないよ。ただの香水をピンクに着色しただけだからァ~。安心しろッて』


「なら良いんだけど」



『ああ、でもひとつだけ【魔法】が有るんだ』



「ま、魔法ォ~❓ 何それェ」






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