第5話 パァ~~ーン✨✨🔫✨

「ちょッ、ダメだよ❗❗

 こっちに【ラブトリガー】の銃口を向けちゃァ~…❗❗」

 男性に向けて撃ったら、どうなるのか知らないけど。



 少なくとも【ラブトリガー】は童貞オトコの僕が憧れの七瀬を撃たないと意味がない。



 何とか、無理やり七瀬の手から拳銃を取り上げようとした。




「なんだ。ああ、そうなンだ。

 これかァ~❗ わかったよ。

 例の【ラブトリガー】ッて、童貞ボーイが欲しがる拳銃ヤツは❓」

 【ラブトリガー】🔫を二人で奪い合う格好だ。



「別に、アキラが借金のカタに寄越したんだ。返してよ」



「なるほど、そうか。これッて童貞ボーイが好きな女の子に撃たないと意味ねェ~んだろォ~…😆🎶✨」

 やっとわかってくれたのか、拳銃を持つグリップから力が抜けた。



「ン……、そうなんだけど」

 ようやく安心して拳銃を取り上げられそうだ。



「じゃ、撃ってみなよ。私の事をォ~❗❗」

 今度は逆に銃口を七瀬の胸元へ向けた状態で、僕の手の上からトリガーを引こうとした。




「ちょっとォ~😲💦 ヤバいッてェ。

 そんな今、トリガーを引いたらァ」

 まだ決心がつかず取っ組み合いになった。



 だが、弾みで【ラブトリガー】の引き金を引いてしまった。




『パァ~ーン 💕✨🔫』

 七瀬の胸元へ向かって【ラブトリガー】が暴発してしまった。








 

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