第4話 ラブ✨トリガー✨💕✨🔫

「痛ッてェ」

 頬にジンジンと焼けつくような痛みが走った。


 はたかれた頬を手でさすった。


 僕の頬には彼女の手の跡がクッキリと紅く残った。




「バァ~カ❗ 逆らうからだよ。

 良いから見せてみろッてェ」

 上から目線で、僕の手からリュックを取り上げようとした。



「あ、待ってェ」

 何とか僕は制止しようとするが彼女は振り切って中身を覗き込んだ。



「ン……、なんだよ。これは?」

 可笑しなモノを見つけたのか、リュックの中に手を突っ込んだ。



「ヤバいなァ~😞💦」


「何、これェ」

 中から安物のモデルガン🔫を取り出した。



「それは、ちょっと」

 詳しく説明するのは面倒だ。



「うッわァ、何この安物チャッチィ~オモチャの拳銃は」

 サッと、冗談半分に僕の方へ🔫銃口を向けた。



「ダ、ダメだよ。男に銃口を向けちゃァ~。

 友達アキラから預かったんだ」

 何とか拳銃を取り返そうとするが、またオッパイを触るとひっぱたかれそうで及び腰だ。



「ああ、なんかアキラが言ってたなァ。

 もしかして、これかァ~ラブ何とかッて、ヤツは」

 七瀬は面白半分に、また僕へ銃口を向けた。



「ちょッ、ダメだってェ。

 僕に【ラブ トリガー】の銃口を向けないでよ」

 男性に向けて撃ったら、どうなるのか知らないけど。

 




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る