第6話 パァ~ーーン💕✨✨🔫✨

『パァーン 💕✨✨🔫✨』

 七瀬の胸元へ向かって【ラブトリガー】が暴発してしまった。



「あァ~😳💦」

「キャァ~ー😲💦」

 同時に、僕と七瀬は悲鳴をあげた。



 一瞬でパァ~ッと、部屋の中にピンク色の霧状のガスが広がっていく。



「な、何、これ 😳」

 さすがに七瀬も驚いた様子だ。


 咄嗟に顔をそむけて腰をひいた。



 香水だろうか。

 それとも何かの媚薬なのだろうか。


 眩暈めまいがするほど、甘美で蠱惑こわく的なかおりが部屋の中に漂った。




「ううゥ 😳💦 これが【ラブ トリガー】なのォ~❓」

 困惑気味に七瀬が僕に訊いてきた。



「さ、さァ、わからないよ。僕にも」

 何度も首を横に振って応えた。



 実際、僕だって、【ラブトリガー】の事は噂でしか知らない。



 【ラブ トリガー】から噴射された霧状のピンクのガスを吸うと堅物だった美女がメロメロになって淫乱になると言うAVディスクは観たことがある。



 だが、それは『AVのドラマ』での話しだ。



 まさか、このピンクの霧が人体に悪影響のある毒ガスとは思えないが。







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