呪詛、毒気、現状への不満がないと物語を書かない=書けない人間。 物語は感情(喜怒哀楽でゆえば主に『怒り』)で書くゆえに感情の状態が執筆にもろに影響する。 …
悪魔の気紛れが気象的にも精神的にも嵐を起こし少年を弄ぶ。 彼女の淡く薄い、それでいてどこまでも沈んでいきそうな印象はまさにぬばたまの闇だろう。読みながらびょうびょうとうなる風を感じ、読み終えると…続きを読む
「僕」は堤防にたたずむひとりの奇麗な女の人を見掛けた。彼女の白肌はしっとりと潮にしめり、服までもがぐっしょりと濡れていた。こんなところでなにを、と訊ねた「僕」に彼女は「約束をしたの」といった。そう…続きを読む
いつもと変わらぬ犬の散歩。潮風に導かれるように、僕は海の方へ歩を進めた。そこには、全身ずぶぬれの美女がいた。美女は「待っていたの」と言う。誰を、とは言わなかった。そして僕は、明日も海に来ると、彼女…続きを読む
散歩コースで、女性に出会います。翌日も会う約束をし……。文章うまいです!タイトルのセンス。絵になるシーン多いです。彼女と出会うシーン、ラストのシーン……などなど。
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