彼女はきっと、これから花咲く、つぼみの乙女

銀狼国の男性皇族は、人知を超えた『銀狼』の力と、その代償をその身に受けます。
そして、そんな彼らを癒やすのは『花の乙女』の女性たち。
『花の乙女』を求めていた皇帝ウォルフレッドと、自分が『花の乙女』であることを知らずにいたトリンティアが出逢うことで、物語は始まります。

幼少時に虐げられてきたために、自分を否定してばかりのトリンティア。
彼女の言動や、大きな勘違いは、ちぐはぐでおかしいとも言えるのですが、読み進めていくうちに応援せずにはいられなくなってきます。
「そうじゃないから!」「そんなんじゃダメでしょ!」と、背中を押してあげたくなるのです。

そして、徐々に明らかになっていく真実に、「……つまり、そういうことだったの!?」と、叫ばずにいられません。

これから花咲くトリンティア。
凛々しい……けれど、「その礼儀正しさは違う!」と叱りつけたくなってしまう(ごめんなさい……)皇帝ウォルフレッド。

このふたりを、ぜひ皆様に見守っていただきたいです!

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