ここまでのあらすじ

ダイジェスト

 念願の医師となった城光寺 裕太は、卒業後3年目を迎えた。

 いよいよ小児科医としての一歩を踏み出したのだが、そこで出会ったのは全て規格外の出来事ばかりだった。

 他人と群れない、日本一の出来るレジデント(研修医)デキレジ九条 隆二に見下され、力の差を見せつけられ、


——九条と千賀——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426542541337


 ついた上司も訳ありばかり。

 話しかけるのも躊躇われるカリスマ鬼指導医千賀


——千賀外来・鬼——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426469572726


 絶対に失敗しないけど成功もしない管理職医師和気


——和気外来・怪——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426493330898


 患者、スタッフ全てに癒しを与える仏の医師桐生は、どうやら裏に何かを抱えている。


——桐生外来・仏——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426702606536


 裕太含めた同期4人は小児科医としての産声を上げたここ、副都心総合病院で研修を始めたのだが、この同期もただならぬメンバーだった。


 金持ち坊ちゃんで多浪(浪人生活が長い)の伊井 郁夫はそのだらしなさから、危うくセクハラで医師免許を剥奪されそうになり、


——第二章:専門外来研修 伊井、医師免許剥奪の危機——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426725803627


 まじめだけど声が小さい宮崎出身の水野は、初恋の人と奇跡の再開を果たしたが、「生まれてくる子を看取りたい」という意思と向き合い、生命の大切さを考えさせられながらも、お決まりの結末を迎え、


——第三章:救いたくても救えなかった命と、看取りたくても看取れない命——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426889836303


 一方裕太は、救急外来という魔物の棲家でやってはいけない落とし穴にはまる。


——第四章:救急外来 魔物との戦い——

前半戦:Impact

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700426938310199


 自分のせいで後一歩遅ければ死なせていたかもしれない子どもを、タッチの差で千賀に救ってもらう。命は救えても、子どもの今後に後遺症が残るのはほぼ確実だった。

 自分の力不足を思い知らされた裕太は、医師としての自信を完全に喪失し、桐生にその旨を告げる。医師を辞めるのはその子を治してからにしなさいと諭され、もう一度向かい合う決意をした。


後半戦:Regeneration

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700427409375057


 ようやく歩き出した小児科チームだが、内部に何やら怪しい暗雲が立ち込める。


——第五章:もがれた翼、小児科チームの崩壊——

https://kakuyomu.jp/works/1177354054975670932/episodes/16816700427854647085


 新体制で進み始めた小児科チーム。裕太は最後の試練に立ち向かうことになる。明かされる裕太の過去、果たして過去と決別し、乗り越えることができるのか。


——最終章:いま、自分にできること——



城光寺 裕太……3年目医師。小児科後期研修医

伊井 郁夫……同上、多浪のため歳は裕太よりかなり上。

水野 誠……同上、まじめで、おどおどしている。

九条 隆二……3年目ながら、ベテラン医師も舌を巻く優秀研修医。

千賀 ……小児循環器医。仕事はできるが、その恐ろしさあまりに人が近寄らない。

桐生 智……みんなに優しく、評判の良い裕太が目標とする医師。

山田 ……小児科部長、あだ名はそのお腹からトトロ。


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