リアルな心情描写

淀んだ空気の様な心情描写を淡々と描いている。大袈裟な表現も過度な描写もないが故に美弥の感情がよりリアルなものとして読み手に伝わる。

ここまでリアルな心情描写はしようと思ってできるものでもなく、ただただ感服。

この先主人公がどう生きるのか、救いはあるのか、それも気になるが、流れてくる負の感情に引き込まれ、目が離せない、そんな名作。

その他のおすすめレビュー

五味千里さんの他のおすすめレビュー109