都会の学校からお祖母ちゃんが暮らす田舎に転校した主人公は、実は4分の1雪女の血が入っているクォーターでした。
転校早々、猛暑のバスの中で溶けそうになっていた主人公に、保冷剤を差し出してくれたシャイな男子。
主人公は転校先の学校でも妖力が抑えきれず、雪女だと学校でバレそうになり虐めにあうけれど、それを助けてくれたのはシャイな男子でした。
低年齢でも読みやすい優しい文体。
クラスメイトが雪女という設定も斬新で、会話もテンポよくとても面白かったです。
甘いラストシーンにキュンキュンします。
雪女だって、恋をしてもいいよね。
雪を溶かすほどの、あったかくて優しい初恋物語。
もう、何て甘酸っぱいのかしら!って。
雪女の千冬ちゃん、暑さに弱くて溶けそうになるんですけど、いいや違うね、むしろ読んでてこっちが溶けそうになりますわ!!
あらすじなどなどは他の方のレビューを参考にしていただくとしてですね、もうキュンキュンが波のように押し寄せて来る感じなんですよ!
雪女ですよ?
そんで、お相手はちょっとクールなイケメン君なんですよ。
じゃあもうクール(フィジカル)×クール(メンタル)で超クールなお話かっていったら違うわけですよ。
時に胸がぎゅっと苦しくなるような辛いシーンがあったり、かと思えば、よっしゃそこだ行ったれぇい!と拳を振り上げて応援したくなるようなシーンがあったりして、ハラハラしたりドキドキしたり、そして容赦なく襲いかかってくるキュンの嵐!いや、この場合は吹雪かな?
コメディタッチで楽しく読めちゃう可愛いアオハルストーリーです。ぜひ!
とある事情により、都会から田舎へ越してきた雪女の血が四分の一入った女子高生・千冬ちゃん。
真夏の暑いバスの中で、溶けそうになっていた彼女を助けてくれたのは、少しぶっきらぼうだけれども、優しく気遣ってくれる岡留くん。
同い年だった彼と、転校先の学校で再会して……?
迷ったり、悩んだりしながら、それでも進んでいく千冬ちゃんがとっても素敵で可愛い物語です(*´▽`*)
口下手だけれども、決めてくれるところは、ばしっと格好いい岡留君との恋は、応援したくなること間違いなしです!(≧▽≦)
雪女であることを隠さないといけないことに悩みつつ、少しずつ本来の自分らしさを取り戻していく千冬ちゃんを、ぜひとも見守ってあげてください(*´▽`*)
スノーガール千冬は、4分の1だけ雪女。
はじめっから大ピンチ。
だって、真夏の昼間だってのに
乗っているバスのエアコンが壊れて
灼熱地獄、普通の人でも暑くてたまらないのに
千冬はスノーガールなのだから。もう溶けそう。
溶けても死にはしないみたい。
ピンチをすくってくれるのは、もちろんイケメン、クールガイ。
そうでなければノーサンキューです。そんなことない?
クールガイ岡留くんとは、もちろん再会しまして
アオハル千冬は心惹かれてゆきます。
好きと言う気持ちが隠しきれません、
墓穴彫りガールでもあるのです。
掘って掘って、でもバレないから不思議です。
スノーガールはアオハルなスクールライフを送れるのか。
それとも吹雪いてしまうのか。いや、タイトル。
ご安心をっ! ラストはアオハルです!
超有名な妖怪、雪女の血を引いている千冬。
彼女がおばあちゃんの家に引っ越し、学校も新たに転校して新生活をスタートするところから物語が始まる、のですが。
冒頭、猛暑にダメージをくらい、溶けそうになっている(比喩ではなく)雪女。シュールです。笑ってしまいました。
そのピンチに颯爽と現れたヒーロー岡留くん。彼は保冷剤を所持していたのです(きりっ)。
さて。こんなふたりの爽やか青春ラブストーリーが展開する、だけでなく。
なぜ、千冬が転校することになったのか。
雪女の血が引くとは、その代償はどういうことなのか。
岡留くんはなぜ保冷剤を持っていたのか(そこも食いつきましょう!)
胸キュンだけじゃ終わらない、人間が持つ闇もきっちり描く、本作。
千冬は自分自身ルーツを本心から受け入れることができるのでしょうか。
寒波到来のこの時期、いっそ雪女に染まりましょう。おすすめです。
雪女の血が入った千冬は本来白い髪なのだが、目立たないように黒色に染めている。
以前の学校で問題が起こり、祖母のいる田舎に転校したのだ……。
主人公・千冬は可愛い。
相手役・岡留くんもカッコイイ。
しかーし、わたしの心を射止めて離さないのは白塚さん!!
あぁ、なんて中世的で素敵なんでしょーぉ・笑。
と、それは置いておいて。
千冬は雪女なので暑さに弱く、感情的になると冷気を爆発させてしまうという欠点を持っていて……しかし、友達は欲しいし学校生活を大切に過ごしたい。
けれど前の学校での失敗もあり、やっぱり対人関係を心配していて、その気持ちがとても繊細でうんうんとよく分かる。
でも、今度の学校には彼女を温かく受け入れてくれる仲間ができて、部活活動にも参加して……読者はがんばってる彼女を絶対に応援したくなります。
きっとこれから何か事件が起きたりするのかなとも思いますが、ここまできちんと土台となる物語を固めているので、どんな困難にあっても乗り越えられるはずと期待しながら読んでいられます。
そして気になる恋模様……岡留くんとどんな風に心を通わせていくのか楽しみで仕方がありません。
最後まで追っていきます。
執筆がんばってください。^-^
雪女というとアヤカシの中でもちょっと怖い感じのイメージが多いと思います。
しかしこの物語の中の千冬ちゃんは今どきの普通の女の子。
しかもアヤカシとのクオーターとあって、ほとんど人間みたいな女の子。
まぁ感情が高ぶると雪女らしい能力を発揮したりするんですが。
そんな女の子が嫌な思い出ばかりの都会から一人、田舎の学校にやってきます。
そこで新しい友達、気になる男の子、なんかカッコいい先輩やらに囲まれて徐々に新しい生活を楽しんでいきます。
しかも何の因果か妖怪研究部にまで入ることに。
という具合に千冬の冷えた心を周りが暖かく溶かしていきます。
しかし物語はそれだけで終わるはずもなく、やがて彼女に大きな試練がやってきます。
その先は自分で読んでもらう事として。
なんといっても作者らしい魅力的なキャラクターたち。
そして読み手を惹きつけて離さないストーリー運び。
読み終えた後になんとも幸せな気持ちになれる読後感。
そういったものが今作もいかんなく発揮されています。
私がこの作者さんでいつも感心するのは、しっかりと書かれた人の心の在り方。
主人公の丁寧な心理描写だけでなく、人の嫌な面、人が持つ悪意、そういったものまでキチンと踏み込んで書いているのがなによりの魅力ではないかと思いました。
まぁとにかく面白い物語でした。
ぜひ読んでみてください!
まずタイトルがいいですね。
アオハル・スノーガール。青と白。この二色のコントラストが、クールで爽やかな印象を与えてくれます。
実は雪女の血が入った千冬。彼女はわけあって、おばあちゃんの家に引っ越してきます。田舎の学校に転校してきて、心機一転やりなおすつもりでした。
新しい生活は順調。友達もでき、ちょっと格好いい岡留くんと知り合ったり、美人の白塚先輩に誘われて郷土研究会へ入ったり。でもなぜかその郷土研究会、活動目的は妖怪の研究だったりするのですが。
四分の一だけ雪女であるという秘密を抱えた千冬ですが、普通の女の子として、恋に勉強に部活に頑張ります。妖怪の血が混じってますが、普通の女の子なのです。
これは、ちょっとだけ普通ではない女の子の、ちょっとだけ不思議な話の入った青春物語です。
雪女だって、燃えるような恋がしたいのです。でも、あんまり熱いと、溶けちゃうんです。