実は雪女なんですけれど、それって駄目ですか?


 まずタイトルがいいですね。
 アオハル・スノーガール。青と白。この二色のコントラストが、クールで爽やかな印象を与えてくれます。

 実は雪女の血が入った千冬。彼女はわけあって、おばあちゃんの家に引っ越してきます。田舎の学校に転校してきて、心機一転やりなおすつもりでした。
 新しい生活は順調。友達もでき、ちょっと格好いい岡留くんと知り合ったり、美人の白塚先輩に誘われて郷土研究会へ入ったり。でもなぜかその郷土研究会、活動目的は妖怪の研究だったりするのですが。

 四分の一だけ雪女であるという秘密を抱えた千冬ですが、普通の女の子として、恋に勉強に部活に頑張ります。妖怪の血が混じってますが、普通の女の子なのです。
 これは、ちょっとだけ普通ではない女の子の、ちょっとだけ不思議な話の入った青春物語です。
 雪女だって、燃えるような恋がしたいのです。でも、あんまり熱いと、溶けちゃうんです。


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