作者の方、未来人かと思うほどにリアル

残された最後の人類が過ごすプラントを舞台とした本作。
恐ろしいほどに練られた設定と世界観。
そしてそこで暮らす人間たちの心理が繊細に描かれます。

これはもう体験していないと書けないのではと思うほどのリアルさ。
未来を擬似体験している気分になります。

そして、これはあくまでも小説であるということ。
物語としての完成度もまた鳥肌ものです。

つける星の数が三つでは足りない。
そんな作品です。