夫婦間の勝負の行方は……?

長い間、勝負してきた夫婦。
亡くなった妻が、最後に夫に対して奮い立たせるための〝勝負〟を挑みます。それがきっかけで再起した夫……という風に受け取ることができました。個人的な意見ですが。
二人の間で交わされたであろう日常は、手紙という媒体をかいして再燃し、夫の心をこがします。その時の夫の顔は涙でぐちゃぐちゃになっているのか、それとも妻を思い出し微笑んでいるのか。あるいは、そのどちらもか……。
そこには重ねてきた歳月を感じさせる思い出と化して心の中に残っているように感じました。