運命の蔦に絡め取られた聖なる乙女は、神妃の死の真相を掴めるか

ごく普通の町娘だった少女が、突然世界を正す力を持つ『神妃』として崇められる。
これは、心ときめくシンデレラストーリーではありません。
謎が謎を呼ぶ、ファンタジックミステリです。

主人公・フィルメラルナは生活も家族も全て失った上、前神妃・イルマルガリータの遺した思惑に翻弄され、大きな運命の奔流に呑まれていきます。
イルマルガリータはどこへ消えたのか。何を為そうとしていたのか。フィルメラルナに託された遺志は何なのか。
一つヒントを掴んだら、また一つ謎が増える。
先が気になって、ページを繰る手が止まらなくなること間違いなしです。

初めは自分の立場を受け止められずに戸惑っていたフィルメラルナですが、少しずつ周囲に理解者を作り、『神妃』としてではなく彼女自身の意思で、運命と向き合っていきます。
イルマルガリータの死の真相を追うごとに、明らかになる彼女の知られざる姿。
全ての謎が明らかになった時、フィルメラルナを待ち受けるのはどんな真実なのでしょう。
ラストまで目が離せません!

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