最愛の人となる

最愛を得る。最愛となる。
これはどこまでも「人間」の物語だった。厚みのある過去を背負い、それを下ろせるはずもなく、そして複雑な心を抱えている。

イヴァンもスノウも、どちらも過酷なものを背負っている。
ささいな切っ掛けから縁を結んだ彼らの「縁」が「絆」となり、そして「愛」になる。

どこまでも美しく、けれども過酷。
人間の内面をありありと描いているようでもあり、心に迫るものがあるのです。

ぜひご一読ください。
どうか、彼らに幸あれ。

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