SFと戦国時代の巧みな融合

正直、ビックリするくらい面白かったです。

私にも、超近未来から戦国時代にトリップするって、ストーリーとしてはチート過ぎて陳腐になっちゃうんじゃ…と思ってた時がありました。

っっが!
近未来のチートと戦国という時代感のバランスが素晴らしい匙加減で、むちゃくちゃ面白かったです。
時代物とか苦手だと、ジャンルで読まず嫌いな方は、ぜひ試しに読んでほしい作品ですね。

自分たち家族が生き抜くために「歴史変わっちゃっても仕方ないよね~」と、ゆるい雰囲気も作風にすごく合ってて、ある意味、その潔さが読んでてスカッとして良かったです。

また、主人公の人生を大きく変えていくキャラとして織田信長が登場するのですが、その織田信長も愛すべき人物として描かれていて、大好きでした。
本編終了後の外伝でも多く登場するので、とても嬉しく読ませてもらいました。

それに、きっちりと最後まで完結されているところも安心して読めて、個人的には良かったです。
最後の盛り上がりで、「あーなるほど、それでこのタイトルなのかぁ」と納得しながら読ませてもらいましたし、途中で挟まれるコメディ調のストーリーも、読んでる最中は「閑話か何かなのかな?」と、箸休め的な話かと思って読んでいたんですが、すべてが布石だったとわかった時の驚きは、マジでこの作者さん、天才か!と思いました。

外伝もまた楽しみにしているので、気が向いたらぜひともまた更新してほしいですね(^^)

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