惜しみなき愛という意味の名で呼ばれる寵姫と、美しき女死刑執行人の短くも濃い絆を、革命の旋風という架空歴史の背景の上に描き出した重厚な力作。おすすめですよ。
きょうじゅなのだ ペンネーム神笠京樹。 またの名は偽教授。 主に自主企画「偽教授杯」を主催している人。 年一ペースで「偽物川小説大賞」というのもやってます。…
正義の剣を振るうものと、惜しみない愛を注ぐもの。正義の反対は慈悲・寛容という言葉を思い出しました。血なまぐさい話とは思えない程、とにかく魅せ方が美しいです!
歴史小説というよりは偉人伝に近い本作品。書かれていた点については、講評で十分取り上げられていると思いましたので、書いていない点について述べていきます。皇帝制とそれに伴う貴族制には宗教的な背景…続きを読む
架空の歴史をしっかりとした実在感で描き出した一篇。その中でわずかに交差する、時代に翻弄された女性たち。タグに注意書きがあるように、固有名詞ルビが多いのだけれど、そこが堂々としていて、本当にこうい…続きを読む
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