第3話 姉さんのベットがいい香りすぎて眠れなかった
今僕の部屋ではとんでもない事が起きている。
それは姉さんの下着や服が散らかっているのだ。
僕はすぐ姉さんの部屋に行き注意をする。
「おい!姉さん僕の部屋に服とかを散らかさないでくれるかな?!」
「ん~なによ急にお姉ちゃんと寝たくなった~?」
どううやら寝ていたらしい目をこすってわけのわからないを言い出す姉。
「誰が一緒に寝たいなんて言ったよ!!僕の部屋に服を置かないでくれ!」
「別にいいじゃないそれに蓮くんはその服を匂いを嗅いで興奮するんでしょ?」
「そんなわけないだろ!!!なんで僕が姉さんの服を嗅ぐと思ったんだよ!!!」
「も~しょうがないな」
ベットから立ち上がり寝ぼけながら部屋を出て僕の部屋を入った。
やっと服を片してくれるか。
すこしほっとしていたがそうではなかった。
「姉さんなにしているの?」
「ん?しょうがないから一緒に寝てあげる」
服を片すのではなく僕のベットに倒れこんだ。
「なーにやっているんだ!!!」
「だから今日一緒に寝てあげるから許して?ね?」
ベットに横になりながら誘惑してくる姉さんを見て僕はため息しか出てこなかった。
「はぁ~姉さんもういいから自分のベットで寝てくれる?頼むから」
僕は素で頼むとお願いをした。
「じゃあ、もう動くのめんどいし今日は蓮君が私のベットで寝て」
「いや、なに言って」
「おやすみ~」
おいおいまじかよ僕は自分のベットじゃないと眠れない体質なんだよ。
だから修学旅行とかは余計眠れない心地悪いからだ。
姉さんは深く眠ってしまい起しても起きないだろうと諦めて姉さんの部屋で寝ることにした。
姉さんのベットに横になった。
ん~やっぱり眠れない。
でもなんだろこのいい香りは、布団がとてもいい香りでまるでバラの匂いがする。
なんか少し照れてしまう。だってこの匂いは姉さんの匂い。
余計眠れない。
寝心地は悪いがいい香りはする。
結局深夜の三時まで起きててしまい睡眠時間は四時間しかなかった。
階段を下りてリビングに向かう。
「あら蓮君おはよ~」
そこには制服の上にエプロンを着用している姉さんがいた。
「おはよ~」
大きなあくびをしながら椅子に座る。
「よく眠れた?」
「あのな~こんなに大きなあくびをしていて気が付かないのか?」
「ん?眠れたの?」
「眠れてないの!!」
僕が言うと姉さんは何故か嬉しそうな表情をしている。
「そんなに私のベットがいい香りすぎて眠れなかったの?」
「ば、バカ!違うよ!」
たしかにいい香りだったけど。
「自分のベットじゃないと落ち着かないだよ!」
「あら、そうなのてっきり興奮しすぎて眠れないのかと」
「んなわけないだろ!!」
何故この人は朝から元気で冗談を言えるのだろう。
もしかしたら冗談ではなく本気で言っている可能性もある。
「それより朝ごはんできたよ!」
姉さんの良いところは料理が上手いところと優しいところだと思うのだが。
ブラコンなのですべて台無しになってしまう。
「いただきます」
「は~い!召し上がれ」
相変わらず姉さんが作る料理は上手い。
飯を済ませ制服に着替えて学校に行く準備をする。
「蓮君~私もう行くからね」
下から姉さんが言ってきたのではわかったと伝えた。
どうやら今日は何も言わず学校に向かったのだろう。
いつもなら。
『ねえ蓮君行く前にちゅーは?』
『バカ!弟姉どうしでできるわけないだろ!』
こんな感じだが今日は生徒会の用事でもあるのだろう。
まだ時刻は七時三十分。
こんな早く学校に向かう理由としては生徒会か日直だろう。
まだ学校に行くには十分余裕の時間なので皿洗いをしてから学校に向かった。
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