第9話 機嫌悪くなった義理の姉と幼なじみを機嫌よくする方法
今現在僕が起きている状態を説明する。
僕は今由香ちゃんが通っている高校の生徒会長に抱き着かれている。
密着していて色々なところが当たってしまっている。
生徒会長の名前は
かなり優等生で学年トップ一の学力と全校生徒トップ一美少女らしい。
たしかに僕も見てかなりの美少女姉さんと同じくらいだと思う。
金髪ロングヘアーで出ているところは出ていておまけに髪のシャンプーの香りと現在僕は抱き着かれているので体の匂いがとても良く思わずこのままでいたいと思っていまう。
そして僕の後ろには幼なじみの由香ちゃんと姉さんがこちらを睨んでいる。
見えないが確実に睨んでいる。
「そんな、柚香睨まないで。後そこのうちの生徒も」
「まず、私はあなたより一個上なんですけど。先輩なんですけど。後その薄汚い体で私の生徒を抱きつかないでくれる?」
毒舌な言い方をして睨みながら言っている姉さんは本気で怒っている時だ。
これ以上キレ出したら手を出しかねない。
「すいません、生徒会長。手を離してくれませんか?そろそろ遅刻していまうので」
「あら、ごめんなさい。ほんとだもうこんな時間ね。では、それじゃあね」
瀬奈先輩は自分の腕時計を見て学校に戻った。
「それでは、蓮!後で覚悟しといてくださいね!」
由香ちゃんは笑顔で言うがその笑顔は怖さもあった。
そして姉さんだがひょろひょろと周りを見て誰もいない事を確認した後。
「蓮君!!!なんであんなくそブス女にデレデレしてたの~!!。私よりあっちがいいわけ?ねぇねぇ!!どうにか言ってよ蓮君~!!!」
僕に泣きつながら言ってくる姉さん、俺は思わずこの人は本当にブラコンだと思ってしまった。
それに口では言わないが僕からしたら瀬奈先輩かなりの美少女だった。
だが、こんな事姉さんに言ったらおそらく学校に行かず家で萎えることだろう。
だがら僕はこういうのだ。
「姉さん落ち着いて。僕はあの生徒会長を美少女なんて思ってないよ。僕が美少女だと思っているのは姉さんだけだよ」
僕は満開の笑顔で姉さんに言った。
「蓮君!!だよね!連くんは私にしか興味ないもんね!!」
「いや、別に姉さんしか興味ないなんて言ってないけど・・・」
「うん!今日も姉さん学校頑張ります!じゃあね!」
姉さんは僕の話を聞かず元気ですぐに学校に走って行った。
はぁ~、姉さんをご機嫌よくするのは大変だ。
※※※
学校が終わり信二も今日は用事があると言われ1人で帰宅していた時だった。
「連!なに1人で帰っているんですか?」
後ろから話しかけてきたのは由香ちゃんだった。
「あ!由香ちゃん学校おつかれ様〜」
僕は何事も無かったように返す。その方が都合がいいからだ。変に表情や、話を返すとまためんどくさいからだ。
「え、あ、はい。お疲れ様です」
この様に何も無かったのかと思い込むことで解決をする。
「うん、帰ろうか」
「はい!」
由香ちゃんも今朝の事を忘れてくれれば何も問題は起きない。
義理の姉がブラコン過ぎて困ります 瓢水カケル @TAKU455
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