JPNV11-Langecontrol
第12回ロンドン世界会議により、各国は科学の暴走による人類の危機を回避するため、権威知能が規制支配することに決まった。そのうち日本は「BB_JPNV11キズナ」が統制し、政治行為や「言語規制」が行われた。「言語規制」は現在第二段階まで完了しており、第三段階は半ばまで行われている。状況によって段階を飛ばすことも可能とする。
・第一段階:漢字の廃止を行い、文字言語をひらがな、カタカナの二通りにする。
*ひらがなとカタカナのどちらかをつかうかの基本的ルールについて、
①外来語はカタカナとする。
②熟語だったものはカタカナとする。
③和語や付属語、また浸透している漢語(何故など)はひらがなとする。
④和漢複合語については、すべてカタカナとする。
・第二段階:動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の活用を無くす。
・第三段階:語彙を減らす。また品詞という枠組みを超えるような働きを付与することで、法則を乱す。
①名詞:同じ意味の言葉は一つになるように、多くの言葉を消す。残される名詞はどれも大和言葉か、動詞を名詞化したものである。名詞化成分「i」
②動詞:活用をなくす。但し、複合動詞「ひきつける・とびこむ」などの前半部分は活用したままでよい。また、名詞や形容詞を動詞化する際には、「る」を接尾辞とする。
また、連用中止形に相当する意味を持たせるには、接続詞「て」の挿入が必須となる。命令形は終止形のあと「れ」を付与する。
*動詞の活用をなくした結果二重母音になるなどしたときは長母音化・則音便化する。ただし、「いう」は例外的に長母音化することはない。
③形容詞・形容動詞:意味が対立する形容詞たちは、どちらかに「ない」をつけて語彙を減らす。形容詞化接尾辞は「い」。
④副詞:副詞化接尾辞は「に」とする。
⑤連体詞:③に同じ。
⑥接続詞:それぞれの意味に対して、一つだけ残す。
順接:それで 並列:また 追加:後 限定:しか 確認:ただ 時間:間もなく 経過:それから 逆接:でも 展開:やがて 仮定:もし 収束:だから 原因:なぜなら
・第四段階:汎用語を浸透させる。汎用語は意味ではなく、その状況に則して用いられる語であり、用法は名詞的・動詞的・形容詞的・副詞的・感動詞的の計五つある。品詞という垣根を越える働きをする。汎用語は形容詞の語感に接尾辞「しろ」を付けることで容易に作成可能とする。
・第五段階:汎用語と同じく意味の範囲が広い外来語の積極的な仕様を促す。
・第六段階として、言葉の誤用意識を増幅させる。本来の用法から外れ、尚且つ意味の明瞭化や合理化がなされる言葉が出現した場合、それを「誤用」として報道し、意識を正す。
*四つ仮名はすべて「ず」「じ」に統一する。
*ら抜き言葉やマニュアル敬語を正しい表現とする。
ひらがな、カタカナ、** 凪常サツキ @sa-na-e
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