夢敗れたと思った先に。何よりもかけがえのない、小さな出逢いがあった。

舞台は小さな町のピアノ販売店。大都市の大型楽器専門店ならまだしも、こんな場所ではお高いピアノはそうそう売れません。
ピアノの道を諦め、お客の来ない店で手入れのためにピアノを弾いていた店長・平野の前に、ある日突然現れたのは……ひとりの男子小学生!

最初は迷惑がっていたものの、やがてピアノを通じて小学生・七海と心通わせるようになる平野。
もう、ここから先が…ほっこり、あったかくて、どうしようもないんです。(語彙)

小さなひとりの少年が、腐れていた平野の人生を変えてしまった。
しかし、幸せな時間は永久に続くわけではなく……

とても読みやすくてあっという間に読み終わってしまうんですが、短いお話の中に出逢いと別れ、それぞれの大切な想いなどがぎゅぎゅっと詰まってて。

はあ……ほんとに、尊いです。(これが言いたかった)

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