大切な人のために、その花を咲かせたんだ

確実に、目に見えて自分が死に近づいていくことを実感してしまう、プラスチック症候群という空想の奇病。
宣告された余命に近づくにつれ、自分の体がプラスチック化していく。刻一刻と迫る死への恐怖は、想像を絶するはず。

高校生の春斗がその奇病に向き合えたのは、彼が一人ではなかったから。
これは春斗が決められた残り時間を大切な人たちと過ごした、一年間の記録。

流れ星が美しく見えるのは、それが儚く消えていくものだから。
熱い友情と、儚さと美しさの物語。