切なさから温かさへ昇る物語

ピアノで弾き語りをする彼が、事故でピアノを弾けなくなる。
翼を失った鳥のように、希望を失う。

その時彼女は何を思うのか。

流れるような文体がまるでメロディのように心に響いてくる。
短い話の中に、二人の想いが詰まっている。

病室にピアノが現われた辺りから、危ない。
涙腺が……。

その他のおすすめレビュー

さかたいったさんの他のおすすめレビュー537