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概要
からだだけが生きても、こころが死んでしまっては、生きていけない
僕は彼の隣に同じ姿で横たわると、洗濯したばかりの薄い毛布で、自分と雪を一つに包む。しかし僕より頭ひとつは背が高い雪だから、毛布から足がはみ出てしまう。
僕は雪のしなやかな足に、やはり一回りは細い自分の足を巻き付ける。
その感触に、雪が薄ら目を開いた。
垣間見える灰色の儚さに、僕は毎回、途方もなく彼が好きなのだと自覚させられる。
僕は雪のしなやかな足に、やはり一回りは細い自分の足を巻き付ける。
その感触に、雪が薄ら目を開いた。
垣間見える灰色の儚さに、僕は毎回、途方もなく彼が好きなのだと自覚させられる。
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