ヒトヒラを編む


「今の。57.14秒から3秒間、そこ使う」

 撮影の腕はあるのに編集がからっきしな那智は、撮った動画から素材を選ぶのにも人の手を借りる。私は素早くクリックした。

「なんでここ?」

「窓の外、花弁が映るだろ。一瞬を切り抜いたみたいで綺麗だ」

 輝く瞳の彼を、この瞬間ごと残したいと私も思った。



【お題:切り抜き】


『ヒトヒラを編む─140字SS置き場─』はお陰様で100編に到達いたしました。いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。

本作品は、今回区切りの良いところで完結とさせて頂きます。また改めてSS集を投稿することもあるかと思いますので、その時は遊びに来てくださるととても嬉しいです。

たくさんの感謝を込めて。


藤咲 沙久

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヒトヒラを編む ─140字SS集─ 藤咲 沙久 @saku_fujisaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ