宝箱に咲いた花

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概要

祖母も、さらに歳をとっていたんだなと改めて気づかされた。
「今度はこっちを折るんや。そう、そう……慎太郎は上手やなぁ」

タタン、タタン。病院へ向かう電車の中で、随分昔の記憶がよみがえる。懐かしさに微笑みを浮かべながら、隣に座る息子の頭を撫でてやった。
あの日祖母が教えてくれたものは今も、確かに受け継がれているのだ。


【KAC2024参加作品③：箱】
KAC20243
カクヨムオンリー
ほのぼの
方言
  • 完結済 全1話
  • 1,317文字
  • 更新
藤咲 沙久
  • @saku_fujisaki
藤咲が泣いて喜ぶ…だけでなく、創作意欲がもりもりアップします💪 限定ノートは裏話や設定、SSを予定！

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