魂は恋ふゆえに。とても面白いです!

幕末の会津を奔走する。
未来から転生したユイは、愛する会津が血の海になる未来を回避する願いを胸に。
地の乱れから発生する妖《あやかし》を退治する公的機関「もののふ」として、美少女ユイが薙刀で炎まとい、ばったばったと妖を斬り伏せる。

中身は男の子。でも、不思議と、女の子の意識とも融合していき、凛々しさと可愛さ、アグレッシブさが持ち味の主人公となります。

歴史が架空のものとしてではありますが、かなり濃く描かれ、歴史好きも大満足。
会津への郷土愛があふれ、美味しそうなお酒や食べ物に、読んでて、ごくり。

恋愛が。
主人公に熱視線をおくる男たちがいるのですが、ま〜、誰とくっつくのか?! と展開から目が離せません。

そしてね、……恋愛のシーンは熱く、甘く、ロマンチックです。
それでね〜。選ばれなかった「ひと」がもう、切ないのなんの。
それもロマンチック小説の醍醐味ですね。
そう、この物語は、壮大な歴史ドラマで、爽快なバトル物で、ロマンチックな恋愛小説なのです。

私は、終わり方も好きです。
面白いですよ。ぜひ、ご一読を!

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