モニターの前で僕たちはどんな表情をしているだろう。

オンラインゲームを舞台にした短編小説です。

オンラインゲームってなんだか不思議な体験です。
画面の向こう側に人がいることを意識すればするほど様々な思いがわき上がってきます。

ゲームの中の空間ではすぐ傍にいる友達も、物理的には遠く離れています。
近いようで遠い。
そのせいでコミュニケーションが上手くできないこともあります。
面と向かったリアル世界じゃないからこそ軽率な悪意で行動できちゃう人なんかもいたりします。

この作品はそういったオンラインゲームの苦い部分を切り取って描写しているのが魅力です。
オンラインゲームならではの体験という感じがしました。