第3話 今日(2020.12.3)見た変な夢

この話は作者が実際に見た夢の書き起こしです。

落ちもなにもありません。



 空港に降り立つと良く夢で見る知らない土地。

ここは夢の中に何度も出てきて、ここから家に帰ろうとして迷いまくるのが定番なのだ。

しかし、今回は少し違った。

いつもなら、駅に辿りつくのに迷いまくるところなのだが、なぜか既に駅のプラットホームにいる。

もしかすると、以前の夢の続きを途中から再体験しているのかもしれない。

ならばと正解ルートのはずの階段を上ろうとすると、いきなり知らない女性が声をかけて来た。


「なにやってんの? こっちよ!」


 大きなスーツケースを引きずった女性は、俺に声をかけると階段を下っていった。

するとそこには発車寸前の山手線に見える色の車両。


「早く、早く」


 女性に急かされて電車に飛び乗る。


「全く何やってんのよ」


「いや、いつもと電車が違うじゃないか姉さん」


 ここで、気付いたのは、女性が姉だということ。(作者には姉はいません)

そのままスーツケースを置こうと電車の連結器の所に向かうと制服を着た高校生ぐらいのグループがいる。

そのまま横眼でスルーすると反対側の車両に移り、入り口わきにスーツケースを置く。

山手線だったのが、なぜかそこは新幹線のデッキようになっている。


 そのままデッキを反対側まで進むと、外へと出てしまう。

古い映像で見る汽車の最後尾車両のようなオープンな感じ。

壁が無くて鉄のパイプで柵がしてある感じのあれだ。


 そこに立つと後部が良く見える。

ここは最後部車両ではなく、後ろには別の車両が見えている。

それが先程高校生グループのいた車両だ。

さっきまでは壁があったはずなのだが、なぜかオープンになっていて高校生グループの様子が良く見えている。


 どうやらセルフ?の喫茶室でお茶を入れようとしているらしく、カップなどをガチャガチャやって騒いでいる。


「何だよこれ、全然色が出ないじゃないか」


 高校生グループは、透明なタンクに茶葉を大量に入れている。


「もういーよー。行こう」


 いつまでもお茶を飲めない女子高生が、しびれを切らして諦めようと言い出す。

すると、姉がすっとその場に行って(隣の車両なのに直で移動している)ブーケ状に結わえた紫の小さな束をその透明タンクに入れた。

それは俺の目にはラベンダーのブーケのように見えた。


「これでいいでしょ?」


 すると一瞬でタンク内のお湯?が薄紫色に染まった。


「おまえ何してくれてんだよ!」


 それを見て男子高校生がなぜか激高、俺たちを追いかけて来た。


 するとなぜか既に電車を降りており、俺は迷路のような狭い通路を上に下にと逃げる。

やっと男子高校生を撒くと、目の前には大階段がある。

その大階段の途中には姉と女子高生がいて小競り合いとなっている。

助けようとそこへと向かう俺に女子高生の声が聞こえて来る。


「こいつ〇〇の娘だってよ! 死ねばいいのに!」


 〇〇は良く聞こえなかった。

もみ合いになり姉の定期券が階段を滑り落ちて来る。

俺がそれを拾うと、そこには姉の名前が。


「やっぱり俺の姉じゃないじゃん」


 姉?は、ある有名な犯罪者の苗字だった。

その衝撃とともに目が覚めた。


※作者とその犯罪者には一切の関係はありません。




 迷うというのは定番の夢。

場面展開の辻褄が合わないのも夢にはよくあること。

なぜ高校生が襲って来たのか?

なぜ居ないはずの姉が登場したのか?

なぜ自称姉が犯罪者の娘だったのか、そこにどんな意味があるのだろうか?


 作者としては犯罪者の父を持ったからと娘まで色眼鏡で見るつもりはありません。

別人格であり娘に罪があるわけがないと思っています。

いや実在してるのかも知らない人なんだけどね。

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今日見た変な夢 北京犬(英) @pekipeki0329

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