なにげない日常にさりげなく情感を忍び込ませた佳作

ほんのりした諦念と、のどかな絶望が情感たっぷりに漂ってきてよかったです。しかもさりげなく描かれているのが、かえって味わいを引き立てます。
こういう組香にも似た作品は理解されにくい時代なのが残念です。