精一杯の思いを詞に込めて。二人の青春が青空に光をまとって飛んでいく

ともにガールズバンドに所属する、女子高生二人の恋と青春の物語。

初々しい少女たちの思いが、光の粒となって全編に溢れているのを感じます。
互いを思う心が、言葉となって、詞となって、手紙へ、歌へと託されていきます。

二人の感情の奔流に、ともに飲み込まれずにはいられなくなります。

読みやすい文章のため、さらっと読むこともできますが、落ち着いた時間にゆっくりと味わいたい物語です。

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