子どものころ、誰にでもあったはずの出来心。それがすべてのはじまりでした。大したことじゃない……そう思っていたことが、少しずつ少しずつ歪んで、大きなズレになっていく。人間としての不自然さが溜まっていく。何年もかけて。人間の怖さ、人生の怖さとはかくなるものと、見せつけられた一作です。
成長するとともに情報量が増えて社交性も身についてくる。そうなったときに気づく過去の過ち。まだ幼かったからと笑い話で終わってしまえるならいいけど、笑い話で収まらないものだったら―― 心理描写がて…続きを読む
なにこれこわい。小学生なら、ここまでではなくても似たようなことする子、しなくても考える子とかいそう、クラスにもいたかも、いや、私もちょっとはそういう部分あったかもという恐ろしい共感。表面上は…続きを読む
初めて読んだときに面白すぎて文字数が8000近いことに気がつきませんでした。一人称口語(敬語)で始まり、そのままテンポよくしかし情念を孕みながらつらつらと進む主人公の話の内容は、正直理解に苦しむの…続きを読む
メインキャラ2人ともなかなかのサイコです。一番の被害者は誰でしょうか?うーん。やっぱり主人公でしょうか。ふふふ。
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