子どものころ、誰にでもあったはずの出来心。それがすべてのはじまりでした。大したことじゃない……そう思っていたことが、少しずつ少しずつ歪んで、大きなズレになっていく。人間としての不自然さが溜まっていく。何年もかけて。人間の怖さ、人生の怖さとはかくなるものと、見せつけられた一作です。
成長するとともに情報量が増えて社交性も身についてくる。そうなったときに気づく過去の過ち。まだ幼かったからと笑い話で終わってしまえるならいいけど、笑い話で収まらないものだったら―― 心理描写がて…続きを読む
なにこれこわい。小学生なら、ここまでではなくても似たようなことする子、しなくても考える子とかいそう、クラスにもいたかも、いや、私もちょっとはそういう部分あったかもという恐ろしい共感。表面上は…続きを読む
ちょっと不気味で、終始緊迫感のある物語なのに、文章にどこか品を感じる、美しい、最初から最後まで、心地よく読める素晴らしい文学作品だと思いました。
メインキャラ2人ともなかなかのサイコです。一番の被害者は誰でしょうか?うーん。やっぱり主人公でしょうか。ふふふ。
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