日常と紙一重の恐ろしさ

なにこれこわい。

小学生なら、ここまでではなくても似たようなことする子、しなくても考える子とかいそう、クラスにもいたかも、いや、私もちょっとはそういう部分あったかもという恐ろしい共感。

表面上は普通の日常の下に潜む狂気に、
あれ?私も昔、似たような話きいたような、いやあったような気がする、
と思わされる恐怖。

丁寧なのに粘着質な語り口に、いつの間にか絡め取られていきました。

登場人物達の気色悪さが、起きる出来事が、
でもこれってある程度はある程度は誰でも持っていて、それが表面化したり肥大かしたりすることも、ほんのちょっとのズレで誰にでも起こりうることなのかもと思わせられ。

日常と人間に潜みうる恐怖を感じさせられました。

しかも登場人物達が、自分は大して悪くないと思っているとこかまた怖い。

もう一回言わせて下さい。

え、やだ、なにこれこわい。











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