個人の物語、都市の物語

都市に散骨することで、ささやかな個人の物語が、いつか都市の物語の一部を担うかもしれない。誰も顧みない、誰も覚えていないことが無意味ってことはない。いつか意味が生まれるかもしれない……生まれないかもしれない……でも生まれるかもしれない。そんな、小さな希望の灯をともす祈りのお話として読みました。素晴らしい掌篇です