【作者実話体験談】小鹿

今日は短めのお話です。



今回のエピソードでは、わたくし、作者:館川 ハナミ の


幼少期に体験した不思議なお話をしたためました。


私の住む実家は森に囲まれていますが、すぐそばには竹林もあるのです。


私はまだ幼い頃、その竹林のそばの広場で遊んでいた時の事ですが…


その広場の周りには空き家等が沢山あって、よくそこで遊んでいたのです。


その遊んでいた時、ふと後ろを振り返ると、空き家の側に小さな小鹿がいたのです。


うろ覚えなのですが、恐らく日本鹿だったと思います。


2秒間ほど見つめ合った後、子鹿は空き家の裏側へと走って行きました。

 

しかし走る足音が聞こえなかったのです。


空き家の裏側竹林で、小鹿がそこに入り込んで行く時に、ガサッと音はしたんです。


私はすぐに後を追い、竹林を見てみました。


…ですが


見に行った時にはすでに、子鹿はいなくなっていたのです。


竹林の方を見ても、走り去る子鹿の姿は見ませんでした。


一見地味なお話かもしれませんが、私にとっては、唯一とても鮮明に覚えている幼少期の記憶です。


今となっては、その小鹿が本物だったのか、はたまた子供ながらに見た幻覚だったのか…


あるいは子鹿の幽霊だったのか……


もう解りません。


これが私の初めて体験した怪奇的な出来事です。


その後も何度か母親に話したことありますが、やはり解りません。



読者の皆様も、幼少期に見たで鮮明に覚えているものはありませんか?


壁に消えていく猫とか 死神だとか…


私のように、現実なのか、幽霊なのか、それとも幻覚だったのか……


幼少期に見て、うろ覚えで、今となっては解らない記憶……


それでいて、なぜかとても鮮明に覚えている………


その記憶はもしかしたら、本当に何か霊的な物なのかもしれません……










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