最終話 龍娘、物語る

 私は、誰もいぬ森を見た


 足元にある、小さな場所だ

 そこに立っていていいのか

 ふさわしきはなにか

 つくられしものはふわふわで

 信じるものが色あせてみえる

 来たるのはいつも気づかない

 旋回する空はいつもパッと濡れそぼつ

 川べりの小屋を目指して

 私は歩き始める

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ユニバーサル・シエスタ 水;雨 @Zyxt

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