概要
だから私は、今日も彼の一歩後ろを歩くんだ。
少し変わった少女と少し変わった少年の、少し歪んだ青春のお話。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!少女はなぜ彼を神と思うようになったか。
主人公の薫は高校生。
彼女には、神様と崇めている人がいる――
人間が二人いればそこには様々な関係性があって、愛があったり憎しみがあったりします。
そして、片方が相手のことを崇拝しているなんて関係もないわけではありません。
それでもこの小説が魅力的なのは、「相手のなにに神様らしさを感じているのか?」という点が非常に独特だからなんです。
本作で語られる二人の関係は独特でありながらも現実味があります。
「ああ、こういう関係性もあるのだろうな」という手触りがあるんですね。
そんな関係性を見つけて物語にしたのがとても凄いと感じました。
また、薫の言動によって彼女の信仰のあり方が描かれていくところ…続きを読む