花火
ジュン
第1話
彼女は言った。
「最後に線香花火しようか」
「『最後に』なんて縁起でもないこと言うなよ」
「ごめん。線香花火のさびしさがわたし好きなの」
「さびしさが好き……」
僕は思った。
「彼女は僕と別れたいのか……」
彼女は言った。
「私たち別れた方がいい……」
「どうして」
「価値観の違いを感じたの」
「価値観の違い……」
「あなたは、爆竹が好きなんでしょう」
終わり
花火 ジュン @mizukubo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます