甲子園の魔物は実在する、血と肉と悪意を持って。
甲子園の魔物に襲われ、
九九二八九 極強【くぎはく ごくきょう】の所属する野球部が
物理的廃部に追い込まれてから一年。
甲子園の魔物の存在を主張するも、物理的証拠は一切なく、
極強の主張は哀れみと優しさで持って受け止められるのみ。
野球を再開する気にもなれないがバットを振り続ける日々を過ごす極強。
いい加減現実を見なければならない、
大学受験のことも考えなければならない――全てを諦めて平穏な日々を過ごすべきか、
そんなことを考える極強は
甲子園の魔物ではない一般的な魔物と戦う少女、夢咲 未来【ゆめのさき みらい】に出会う。
やっぱ実在するじゃねーか魔物!
高校二年、部活はない、時間はある、復讐するならばタイミングは今しかない。
あのクソ野郎!甲子園の砂に還してやるからな!
登場人物
九九二八九 極強【くぎはく ごくきょう】
打率10割を誇る最強の野球能力者
夢咲 未来【ゆめのさき みらい】
なんらかの理由で魔物と戦う少女
甲子園の魔物
ぶち殺すのに容赦はいらないクソ野郎