悲劇と奇跡。実行9.11➡演習434便。事件簿シリーズ

1994年12月11日に発生した運航中の旅客機を利用した航空テロのフィリピン航空434便爆破事件。このテロは国際的テロリスト集団「アルカーイダ」が1995年1月21日に決行を予定していた、ボジンカ計画とは、成田、ソウル、台北、香港、バンコク、シンガポール、マニラからアメリカ合衆国へ向かう11機の旅客機を爆破するというもの。
　434便に仕掛けられた爆弾は身体検査を潜り抜けられるかという予行演習だった。日本の領空付近で発生し、日本人の乗客1名が死亡した。もし、首謀者の思惑通りに事が進んでいれば、日本の歴史に残るテロ事件となり、日本全体が騒然となったに違いないでしょう。交通事故が起きて、歩道橋ができる。それが今の日本だから。国がなくなってから、あの時はよかったと思わないで済むためにも、忘れ去られては悲しすぎる事件だと感じています。