地に足がつかないお年頃

 ある日ふわふわと体が浮かぶようになってしまった主人公の茜。
 日常生活を送るのもなかなか大変なのですが、浮いてしまうものはしかたありません。重りをつけたり、幼なじみの男の子に協力してもらったり。そうして慣れてくると、意外と便利な能力(?)だったりします。

 恋に進路に友情に、たとえ体が宙に浮かぼうとも思春期の悩みはつきません。
 中学三年生という、特別な時間を切りとった物語。
 誰もが一度は経験するだろう、地に足がつかないお年頃の青春ファンタジーです。

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