恋する四本腕

友人から食料や労働力としてではない話し相手としての二本腕を贈られた四本腕のお話。
はっきりと言ってしまえば化け物が家畜である人間を飼うといった感じの話なのですが、主人公達四本腕側の常識ではそれが当たり前。
しかし、種族は違えど言葉は通じるからか主人公が二本腕と話をしてみたいと思っていたので、友人がわざわざ盲目の二本腕を連れて来てくれた所から物語は始まる。
物語が進むに連れて主人公が段々と贈られた二本腕を大切に思うようになっていくんですが、それと同時に四本腕の種族は明らかに二本腕と違いすぎる外見をしているのが判明していくのがいいですね。腕が四本どころか膝関節は二つで目が沢山あるとか…
最後はハッピーエンドな終わり方になっていますが、もしかするとメリーバッドエンドなのかもしれないのが良かったです。
完全に依存してしまい、通常の四本腕には無い狂気を孕んでいる主人公。これから二人がどうなっていくのか楽しみです。
後、友人めっちゃいい性格してますね!!!

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