今後の展開に、期待度大

私がこのレビューを書いているのはまだ4話しかない段階だが、分かったことがいくつかある。


まず、文章が読みやすい。
最近は改行を多用する作品が多いなか、行間が詰まっているにもかかわらず、だ。
基本的なことだが、読みやすい文章を書くというのはそう簡単なことでもない。

次に、「東雲奈月の章」と書かれているのが興味深い。
あまりない章タイトルではないだろうか。
この章はどこで終わって、次に現れる章はどんなものなのだろうか、と期待に胸が膨らむ。

そして、私がとりわけ気に入っているのは「東雲奈月の章」の2だ。
奈月のある朝の出来事だが、最後にテレビから聞こえてくる音声が、次回以降の内容を連想させるようなものになっている。

最後に、一話あたりの文章の量が少なく、時間がない朝でも気軽に読むことができるという点を推したい。


新話が公開されたらまた読みに来たいと思う。