この広い世界の「狭いどこか」で生きるちっぽけな自分は、果たしてこの世界に必要な存在なのだろうかこの命題について、何度か考えたことがある。本を読んでも、ググっても解決はしなかった。もちろん、この作品を読んでも。答えは自分で考えなければならない。そう分かったときには温かい気持ちになっている。そんな作品だった。