この物語を読む為に全てがあった



① アチラの理ではテーゼとなりうるが
コチラの理ではアンチテーゼとなり
俯瞰者はジンテーゼへと昇段してゆく
物語の帰結はアウフヘーベンを縁取るの
だろうか・・・



② 久遠の河―

此岸と彼岸に架かるビフレスト(欺きの橋)

その下を往く船底は
たちまち船尾へ変わる騙し船…

憑いては離れ離れて憑いて
廻り巡るこの理は
探偵という忌み名の
憑霊(ひょうれい)信仰…

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