憎めないバカだからこそ、愛することもできるのさ。やっぱりバカだけど!

旅立つ前夜に美冬のもとに訪れた秋人。ロマンチックを装ったこの男、浅はかな考えが丸見えの残念男子でした。

幼馴染が別れを迎える、センチメンタルな展開が待っているかと思いきや、この秋人の残念無謀っぷりに、美冬も読者も思わず唖然。
でもそれが楽しい。
寂しい別れを軽妙な雰囲気に変えてくれるのは、ある意味秋人の愛嬌なのかも知れません。

こんなヤツいたなぁ。なんて回想にふけるのにうってつけの短編です。おすすめ!

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