お眠な大聖女様今日もマイペースです

(キャラクターの性格書くのはネタバレにはカウントしないと思いますが、念の為チェックしました)
第1章まで拝読させていただきまして、とても面白い作品でした。読んでいてとても落ち着きます。本作の良さが沢山あって挙げきれる気がしません。足りないところだけ拙見を申し上げます。
人物設定は鮮明でとても良いことですが、反対にたまにはその人はその人っぽくない言動をしてしまいますね。例えばホリーさんは優しくて少々ツンデレで、強がりながら実は寂しがり屋さん、少し負けず嫌いなところもありながら甘えん坊、たまに素直に感謝し、決して無責任ではない性格ですから、そこで「私一人でも大丈夫よ」というセリフは少々ふさわしくないのではないでしょうか。「あなたには負けないよ」や「わたし一人でも頑張るつもりよ」と言った方がよりその人物らしいかと思います。(伝わりますかな、つまり表の得意な認知機能だけではなく、発達してない心理機能が作用してこそ立体感が出ます)
二つ目はストーリー性ですね。ぼのぼのコメディにおいてはお上手だと考えますが、いざの戦闘シーンやピンチシーンの描写は少し足りない部分があると思います。もっと色んな角度から切り入って、物事全体を見る大局観が鍛えられるのはいかがでしょう。ズバリと言うとクライマックスではインパクトが足りません。事件解決した後の余韻も足りませんね。もっと読者に時間と空間をあげ、想像させるのはいいでしょう。
ほかは色々考えたものもありましたが、例えば主人公にとって「予想外」というものはほとんどなかったので波乱が足りないとか、ほかの人の心理描写が足りないとか(主人公視点の冒険はとても分かりますが、すればより人の性格が把握しやすくなり、よりリアルな動きを予測できるでしょう)まあ大した問題ではありません。
色々言い出して申し訳ありませんが、作品の面白さが半端ないのは正直認めます。本作と出会えてとても感謝します。
きっとこれもソフィア女神様の導きでしょうね笑。星3致します。