目指せ祝言! 妖怪の通う和菓子で働く、二人の恋物語!

母を亡くして、五十鈴屋と言う料理屋に引き取られていた小夏。
しかしそこで、育ての親や腹違いの妹に、毎日のようにいじめられて、酷い扱いを受けていたのですが、そんな小夏に縁談の話が。

縁談の相手は、菓子屋の主人、伊織。これが実に良い男で、今まで不遇な扱いを受けていた小夏のことをとても、とても大事にしてくれるのですよ。
働き者で健気で、無防備な所のある小夏にドキドキさせられるも、ちゃんと祝言をあげるまで手を出してはいけないと葛藤する姿は、読んでいて悶えました。
小夏、素敵な彼に見初められて、良かったね。

祝言の費用を稼ぐために、二人して働く和菓子屋にやって来る、個性豊かなお客達。
訪れるのは、人間だけではありません。天狗や狐、それにとっても可愛い、カワウソや子狸まで、たくさんの妖怪も足を運んできます。

立派な祝言を挙げるため、今日も働く小夏と伊織。
個人的な推しポイントは、小夏のことが好きだけど、大切故に我慢に我慢を重ねる伊織と、キュートなカワウソと子狸です!

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