民主主義とは何か？独裁とは何か？

小説の最初の方では影武者が代々独裁者になりかわるという予想を立てている。主人公が予想した仮説である脳が独裁者に変わるというのはスワンプマンの問題と似たような物かもしれない。
後半は一転して政治の風刺を扱っている。
一個人からしたら民主主義でも独裁政権でもあまり違いはないのかもしれない。
マクロで考えれば確かに違うが、一個人としてミクロで考えれば不平不満は漏らすが、自身がある程度生活できていればいいのだろう。
昨今の黒人差別のように民族を巻き込む問題であれば民衆は動くだろうが、日本ではほぼ無関係と言える。
現代の日本では政治に無関心と言われるが、それは多少の不平不満はあるが、自身に生活に満足しているからなのかもしれない。ある意味幸せなことであると私は思う。
短編ながらも考えさせられる内容でした。
気になった方は読んでみてください！