罪の女の歌を歌おう、コカ畑の木陰で、カリブの波間で

作者 久里 琳

南国の夜の女王

  • ★★★ Excellent!!!

南米、カリブ海に面したC市、
麻薬カルテル、内戦と暴力の歴史の一方で、大航海時代から続く文化の薫りを残す都市でもある。
奔放で無頓着だが、誰もが従わずにいられない女王マカレーナを中心に、
あどけない子どもらしさの一方で根深い影をもつ少女ダニエリと、天使の名の通り底抜けにお人好しの青年ガブリエルの微笑ましいような、案外どきどきさせられるようなきわどさもある交流、
狂犬の渾名までもつ残酷なカルテルの首班でありながらどこか憎めない、マカレーナに対しては忠犬のようなフアン、
それぞれに魅力的な人物が交錯し、けっこう複雑な展開ながら、わかりやすく引き込まれるストーリーです。

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