WEB小説で潮流に乗るには? ワクワク感とは?

わたしにとってはWEB小説とはなんであり、その潮流に乗るにはどうすればいいのか、読者にどのようなワクワク感を与えるか? 先を読みたいと思わせるのにはどうすればいいのか? 異世界やハーレムやキャラをどう作るかといった部分を勉強させていただいた作品です。

面白さというのはあくまでもその読者の内部に発生する感情なので、読者と作者のマッチングが上手くいかねば生じないものです。

WEB小説ではいかに多くの読者とのマッチングが上手くいくかが勝負の分かれ目であり、もしプロになるということを目指すのであればこれは避けられない課題であろうかと思います。

その点で「酷幻想」はあらゆる局面で見本を見せてくれる作品です。
また、この一作ではなく次々と書籍化作品を生み出す風来山先生の能力の高さ――その原点――を知ることのできる作品であるかと思います。

表現におけるスタンスの違いでなろうで作品が消されましたが、ふたたびネットで読むことができるというのは、いみじう幸運であるなと、思います。

どうぞ、読んでみてください。とくに書籍化を目指している方は、なにか得る物があるかと思います。